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現場経験を通して得られた工具や道具の使い方を現役の現場監督の私が惜しみもなく、みなさんに伝授します。

工具の使い方を知って、
工事現場で頼られる人間になろう。

安全道具、安全用品

安全道具、安全用品

監督が教える工具の使い方>安全道具、安全用品

このページでは、安全道具、安全用品について紹介していきます。

工事現場で「安全第一」というのは理由があります。
昔のアメリカで安全を無視して作業効率のみを高めた作業方法を推進していた時代がありました。

安全でない作業をやらされる作業員は危険と隣り合わせなので、仕事への士気が下がりました。

紆余曲折ありまして安全を一番に考えるようにしたところ、作業員の士気が上がり、よく作業するようになり、事故が減ったので、事故が起きた時の対応をする時間が大幅に減り、逆に作業効率が上がりました。

なので、安全を一番に優先することは同時に一番作業効率がよくなる方法でもあるのです。

なので、今日(こんにち)の作業では安全を最も重視した工事現場の環境が出来上がっています。

それに伴ってここで紹介する安全用品ですが、他の工具のカテゴリーに比べて数が多いのも、工事現場では安全第一というのがあるから道具の数にも反映されているのでしょう。

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ヘルメット
ヘルメットは頭にかぶって、頭へのダメージを吸収するプラスチック製の帽子のことです。



保護メガネ
保護メガネは、目を守るために装着する度の入っていないメガネのことです。


作業着
作業着は、通常着る服の上に着て服が汚れないようにするだけでなく、袖口などを締めて回転工具などに巻き込まれないようにするためにも着ます。



つなぎ
つなぎとは、上下の服がつながっている作業服のことを言います。現場作業ではこのつなぎを着て作業する人が結構多いです。


防炎シート
防炎シートとは、厚手のポリエステルのシートで炎に対して強いシートのことです。


防塵マスク
防塵(ぼうじん)マスクは、工事で発生した粉を吸い込まないようにするために装着するマスクです。



防毒マスク
防毒マスクとは、密閉空間などで塗料を長時間使用し続けるときに装着して、シンナーなどの有機溶剤などの有害な物質から身を守る安全用品です。



皮手袋
動物の皮を縫いつむいで出来た手袋で、工事作業者は必ずこれを着用して作業します。



ゴム手袋
家庭でも使用していると思われるただのゴム手袋です。雨の日の作業や水に触れる機会が多い作業の時に使用します。




安全靴
安全靴とは、鉄板あるいは強化プラスチックがつま先全体に仕込んである靴のことを言います。




長靴
長靴は、雨の日に作業するときに履きます。普通の安全靴だとびちょびちょになって嫌な気持ちになるし、風邪を引く可能性があります。




旗(はた)
旗(はた)は、単純に赤と白の旗のことです。クレーンや大型のトラックを使用するときに、道路が片側通行になる場合があり、そのときに車を誘導するために使います。



ヤッケ(雨具)
ヤッケとは単純にビニール製の雨具のことを言います。普段の生活でも雨の日に自転車に乗る時に着るやつです。



耳栓
耳栓は、耳の穴にスポンジみたいなのを詰めてうるさい音を軽減し、難聴になるのを防ぎます。



スパレスター
スパレスターとは、火の粉が出る場所に装着して火の粉がそのままの状態で外気に放出されないようにする安全の道具のことです。



養生テープ
養生テープは、通常のテープより粘着力が弱く、一時的にテープを張っておきたいときに使うテープです。



消火器
消火器は、消火用の白い粉が高圧で詰められたものです。よほどのデカい火でない限りは使用しません。



消火バケツ
消火バケツは、8Lの水が入る金属製のバケツです。



ガス検知器
工事現場では、微量でも死に至る危険な透明な気体が発生することもあり、密閉空間で作業を始める場合にはガス検知器という機械で危険なガスが存在しないかを確認してから作業を行う



送風機
送風機は大型の扇風機みたいなものです。



カラーコーン
みなさんお馴染みの赤い三角錐のプラスチック製の置物です。工事現場では注意喚起のためにかなりの量を使用します。




カラーバー
2つのカラーコーンの頭の部分に引っかけて使う黄色と黒で構成された注意喚起のバーのことです。



ウェイト
カラーコーンの足元に乗せる固いゴム製の重りをウェイトと呼んでいます。「プラコーンベット」と呼んだりもします。


トンボ
トンボとは、プール掃除とかトイレ掃除とかに使うあの水切りのことを言います。一般的には「水切りワイパー」とか「水切りドライヤー」と呼ばれる商品名みたいですが、現場ではトンボと呼んでいます。



水中ポンプ
水中ポンプとは、水の中に入れても使用できる水をくみ上げるためのポンプです。




親綱とスタンション
親綱とは、高所作業時の手すりの無い部分に綱を張って手すり代わりにするものです。また、綱を張るための仮設の支柱を「スタンション」と言います。




オイル吸着マット
細かい繊維の不織布(ふしょくふ)のマットで、水に浮き、水面の油を表面の細かい繊維でからめ取るマットです。




安全帯(あんぜんたい)
安全帯(あんぜんたい)とは、丈夫なナイロン製の厚めの帯のことで、高所作業時に腰に巻く命綱のことです。


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独立切子士として
切子の工房を立ち上げました。切子工房 箴光
切子工房 箴光(しんこう)

転職したとはいえ、工事現場で工具の使い方を学んだ経験は江戸切子を作る際にとても役に立っています。


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