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現場経験を通して得られた工具や道具の使い方を現役の現場監督の私が惜しみもなく、みなさんに伝授します。

工具の使い方を知って、
工事現場で頼られる人間になろう。

ボルトナット関係

ボルトナット関係

監督が教える工具の使い方>ボルトナット関係

このページでは、ボルトやナット、それらの付属品関係について解説していくページです。

ボルトを締めるときはボルトの頭の大きさにあったレンチを使用します。

ボルトやナットをしめる工具を知りたい場合は、
ネジ、ボルトを締める工具」のページを参照して下さい。

ボルトナットは文字で書くと長いので省略してB/Nと書くことが多々ありますので覚えておいてください。

ボルトの大きさにあったレンチでないと、ボルトやナットの山が潰れて使い物にならなくなる可能性があります。

山が潰れてレンチが引っかからなくて滑らかになることを「なめる」と言います。

釘でも、ネジ山が潰れてプラスドライバーが引っかからなくて滑らかに回転してしまうことも「なめる」と言いますので覚えておいてください。


ステンレス製のボルトナットは「焼き付き」というボルトが回転しなくなる現象が起きるときがあります。

ステンレス素材は熱を受けるとちょっとだけ膨張する性質があります。

ボルトを回転させる時の熱で、ボルトとナットが膨張して密着して、回転しなくなる時があります。

一度、焼きついたボルトは完全に動かなくなるので、切断などして取り外すしか方法がないとてもやっかいなものです。

しかも、ステンレス素材は丈夫なので、本当に大変な苦労をすると思います。

焼き付きを防止するには装着前に、ボルトのネジ山部分に焼き付き防止のスプレーやペーストを塗布することで防止できます。

ステンレスは錆に強いという良い面がある一方、普通の鉄のボルトでは発生しない「焼き付き」という厄介な現象があり、それの対策も行う必要があることを覚えておいてください。

焼き付きは「かじり」と呼んだりする場合も多々あります。

鉄のボルトの場合、表面が錆びないように亜鉛メッキを表面につける場合がありますが、そのときは「亜鉛ドブづけ」と呼びます。
亜鉛メッキの溶液にボルトを漬けるからです。

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スタッドボルト
スタッドボルトとは、ボルト全体がねじ山になっているボルトのことを言います。



マシンボルト
マシンボルトとは、ボルトの全体がねじではなく、必要な部分だけねじになっているボルトのことを言います。



イダリング
イダリングとは、ナットの上にさらにねじ込んで取り付けるリングで、1個目のナットが振動や衝撃などではずれないようにする道具です。



ワッシャー(座金)
ワッシャー(座金:ざがね)とは、ボルトとナットの間に入れて使用することでボルトの緩みを防ぐ道具です。



割りピン
割りピンとは、差し込んだ物が外れないようにするピンのことです。




ナットブレーカー
ナットブレーカーとは、ナットを破壊するための工具です。


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独立切子士として
切子の工房を立ち上げました。切子工房 箴光
切子工房 箴光(しんこう)

転職したとはいえ、工事現場で工具の使い方を学んだ経験は江戸切子を作る際にとても役に立っています。


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