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現場経験を通して得られた工具や道具の使い方を現役の現場監督の私が惜しみもなく、みなさんに伝授します。
現場監督が教える工具の使い方
工具の使い方を知って、
工事現場で頼られる人間になろう。
皮手袋の使い方
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動物の皮を縫いつむいで出来た手袋で、工事作業者は必ずこれを着用して作業します。
日曜大工や一般的な家庭では作業するときには軍手を多用していますが、軍手は綿で出来ているのでトゲ状の物を刺してケガをしやすいです。
皮手袋は全て隙間なく皮で覆われているので、トゲも小さいものであれば皮の部分で防げるので軍手よりも安全です。
非常に安全な手袋なので、仕事でも日曜大工(DIY)でも作業するときにぜひ使ってほしい安全用品です。
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使用方法と注意点
皮手袋はそのまま手に装着して使用します。
手首の部分にマジックテープがついているものがほとんどで、手首の部分をしっかり締めて使用します。
マジックテープがついています。
手首のところを締めておかないと、グラインダーの火の粉がその隙間から入ったりしてやけどしたりするので、締めて使用します。
これは皮手袋だけの話ではなくて、作業するときは袖口などの服の開いてる部分をできるだけなくして作業します。
皮手袋で作業するうちに真っ黒になりますが、これはまだ捨てるときではありません。
左が新品、右が使い込んだ物。
ここまで皮手袋は汚くなります。
でも交換時期ではありません。
皮手袋は使用しているうちに縫い目が破けて素手の部分が露出することがあるので、そうなったら新しいのと交換します。
指先の糸がほつれて素手が露出しています。
こうなったら買い替えです。
大体は、指先がほつれる場合が多いと思います。
見た目がきれいでも素手が露出するようならその素手の部分が作業で致命傷を受ける可能性があるので、交換します。
皮は牛皮と豚皮の2種類が売られています。
牛皮の方が少し高い印象があります。
私の場合だとほとんど豚皮しか使用したことはありません。
牛皮の方が使用感が滑らかで手触りがいいのですが、いかんせん使い捨てのものになるので、そこまでクオリティを求めなくてもいいと思うので、私は安めの豚皮をお勧めします。
牛の場合は、牛床皮というタイプもあります。
牛床皮は牛の表革以外の皮を使用した皮手袋で滑らかさは通常のものより劣りますが(ざらざらっぽい感じ)、値段が安めで皮が厚めなのが特徴です。
皮が厚めなのがいいかどうかは作業内容にもよりますが、一般的には皮が厚いと指を動かしづらくなるので使用感は良くないです。
「牛クレスト」と書かれた皮手袋が販売されていることもあります。
クレストとは表面の皮という意味で
「牛床皮ではないよ」という意味です。
実際の袋です。
グレードが少し良くなるので値段も少し高いと思います。
下の方の「豚マジック」ってのは豚の皮で手首のところにマジックテープ付きということです。
表面の皮を「銀面」とも呼んだりしますので、牛銀面と書かれたものが販売されていることもありますが、クレストと同じ意味なので覚えておいてください。
商品名で、牛皮メリヤスだとか豚皮メリヤスだとか「メリヤス」という言葉が入っているものがありますが、これは「メリヤス編み」という編み方で皮を使用しないで普通の生地を使用しているということです。
メリヤス生地は風通しが良く、手の甲の部分に使用され、通気性を高めているものがあります。
購入方法と値段
皮手袋はホームセンターに必ず売っています。
売っていないということはまず無いでしょう。
皮手袋は業種は違えど、ほとんどの工事関係者が使用しているので、かなり一般的なものだからです。
値段は結構高いです。
1組500円~800円くらいになると思います。
1組400円くらいのものも販売されていますが、大体の場合は先ほど紹介した牛床皮タイプのものになると思います。
牛床皮タイプは使用感が良くないので、私は安い皮手袋は使ったことはありません。
ホームセンターでは3組で1800円とか複数セットで販売されています。
先ほど紹介した「クレスト」とか「メリヤス」とかそういう言葉が店頭で出てくるので、このページを理解してから皮手袋を買いに行きましょう。
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