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現場経験を通して得られた工具や道具の使い方を現役の現場監督の私が惜しみもなく、みなさんに伝授します。

工具の使い方を知って、
工事現場で頼られる人間になろう。

シャコマンの使い方

シャコマンの概要

監督が教える工具の使い方固定する工具>シャコマンの使い方


シャコマンとは、C字の万力のことです。
シャコ万力の略です。


万力とは対象物を強い力でしめつけて固定する工具の総称をいいます。


一般的に万力は「バイス(vise)」と英語の名前で呼ぶことも多いです。

部位の呼び方。



名前の由来はシャコのようにC型に曲がり、シャコのようにものすごい力を持っているところが由来になっています。


海の生物の蝦蛄(しゃこ)は、水中の中で高速のパンチをはなって、貝の殻を粉砕して中身を食べたりしますが、そのパンチがあまりにも早いので、パンチした瞬間にこぶしの周りの水が一瞬で沸騰します。


それくらい蝦蛄(しゃこ)というのはパワフルな生物で、そのシャコにちなんでいます。

ちなみにシャコはエビと同じような味で、大きさが伊勢エビにもひけを取らないくらい大きいので高級な食材として知られています。

日曜大工で、木工でなにか作るときにシャコマンが2個くらいあればかなり便利だと思うので個人的に購入しても家庭で便利に使えると思います。


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使用方法と注意点

Cの開いている口の部分にねじ込み式のレバーがあるので、そのレバーをくるくる回転させると、だんだんCの口の部分がしまっていきます。

物を挟んでレバーをきっちり締め上げるとかなりの固定するパワーになります。

レバーでまわしてもいいのですが、頭がボルトの形になっているので、レンチで最後にきつく締め上げることもできます。

大体は足場を作る時と同じ17mmのボルトになっていることが多く、ラチェットレンチという工具で締めあげることが多いです。

ラチェットレンチでしめている写真。


かなり固定されるので、私の体験では重い鉄板をバールで動かすときの始点の支えに使ったりとかしました。

シャコマンのしめつけるパワーがすごいので、締めすぎて挟んだものの表面にくっきり跡が残ってしまう場合もあるので、挟むものが木とかの場合は、シャコマンの抑えるところに薄い木の板を挟んで使用するといいでしょう。




木工なんかでボンドとかで接着するときにある程度固まるまで指でしっかり押さえてたりすることもあるかと思いますが、シャコマンで挟んでおけば接着できるので便利です。


購入方法と値段

大きなホームセンターなら売っていると思います。
値段は1000円~3000円くらいで買えます。
一家に一台いかがでしょうか。
※私はセールスマンではありません!


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バナースペース

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独立切子士として
切子の工房を立ち上げました。切子工房 箴光
切子工房 箴光(しんこう)

転職したとはいえ、工事現場で工具の使い方を学んだ経験は江戸切子を作る際にとても役に立っています。


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1位 ラチェットレンチ

2位 石筆

3位 コンベックス(メジャー)

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5位 シャコマン