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現場経験を通して得られた工具や道具の使い方を現役の現場監督の私が惜しみもなく、みなさんに伝授します。

工具の使い方を知って、
工事現場で頼られる人間になろう。

防毒マスクの使い方

防毒マスクの概要

監督が教える工具の使い方安全道具、安全用品>防毒マスクの使い方


防毒マスクとは、密閉空間などで、塗料を長時間使用し続けるときに装着して、シンナーなどの有機溶剤などの有害な物質から身を守る安全用品です。

防塵マスクに似ていますが、写真の通り丸いフィルターがついていてこれが悪い成分を吸い取ってくれます。
中身は炭がベースに入っているみたいです。

炭がベースということもあり、一定期間を使うと炭の吸着力が失われるので、フィルターに書かれた使用期限を守りながら使用します。

この丸いフィルターは交換できるので、毒素の種類によってこの丸いフィルターを交換して使用します。

防塵マスクでは、気体となったシンナーが通過してしまいますので、密閉空間で塗装をするときは防毒マスクをします。

防毒マスクというと、あらゆる毒ガスから身を守ってくれそうな感じはしますが、防毒マスクに装着するフィルターによって、どの成分を通過させないかが決まっています。

現場ではおおむね塗装時のシンナーから身を守る防毒マスクになります。

日曜大工では、家の塗装を長時間行うなどして体調を悪くする場合もあるので、防毒マスクがあるに越したことは無いですが、1日の塗装のためにそこまで買いそろえる必要はないと思います。


ゾンビ映画とかで特殊部隊が顔に装備しているマスクに口元が瓜2つですので、エアガンによる打ち合いのサバイバルとかやってる人は見た目装備として使用するのも一興かと思います。




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使用方法と注意点

普通の病気とかで使うマスクは紐を耳にかけて使用しますが、防毒マスクはマスクから伸びたバンドを後頭部にセットして使用します。

工事現場では確定でヘルメットをかぶっているので、ヘルメットの後頭部側にバンドをかけて使用します。

まずは、防塵マスクの下の方にブラジャーのホックのように後ろで結ぶことができる紐がついているので、首の後ろでカチッとセットして止めます。

次に2でマスクの上の方のバンドを上の方に持っていき、後頭部に掛けます。

1と2のバンドを締めることで、マスクが顔に密着するので、隙間から有機溶剤を吸い込むことは無いです。

ただ、バンドが弱ってくると、マスクと顔が密着しづらくなり、間から入り込むことはあります。

防毒マスクのフィルターは使用期限が決まっているので、全く袋からあけて無くて使用していなくても、使用期限を過ぎれば使えなくなってしまいます。


購入方法と値段

多分間違いなくホームセンターで売ってないと思うので、ネット上で調べて工事安全用品を販売しているところから購入することになると思います。

マスク自体は、2000円~3000円くらいで、口元のフィルターが交換式のものになりますが、それが1個500円くらいします。


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バナースペース

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独立切子士として
切子の工房を立ち上げました。切子工房 箴光
切子工房 箴光(しんこう)

転職したとはいえ、工事現場で工具の使い方を学んだ経験は江戸切子を作る際にとても役に立っています。


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