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現場経験を通して得られた工具や道具の使い方を現役の現場監督の私が惜しみもなく、みなさんに伝授します。
現場監督が教える工具の使い方
工具の使い方を知って、
工事現場で頼られる人間になろう。
安全帯の使い方
安全帯の概要
監督が教える工具の使い方
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安全道具、安全用品
>安全帯の使い方
安全帯(あんぜんたい)とは、丈夫なナイロン製の厚めの帯のことで、高所作業時に腰に巻く命綱のことです。
安全帯のナイロンの帯の部分に命綱が取り付けられており、その先端には簡単に外れない措置が取られたフックがついています。
命綱なので、高所のどこかにフックをかける部分が無いと使用できません。
フックをかける部分が無い場合、「
親綱とスタンション
」を使用してフックをかける部分を仮設します。
高さが10mのところとかはもちろん高所になりますが、高さが1m以上のところも高所とされて使用を義務付けられる現場もほとんどです。
日曜大工などで高所に上がるときに使用してもいいと思いますが、家庭で日常的に使うものでもないので買う必要もないと思います。
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使用方法と注意点
安全帯を腰に巻いて、高所移動時や作業時にフックをかけながら行動します。
安全帯は腰骨の上に巻くようにします。
人が落下するときのパワーは結構なものなので、もし安全帯で空中で体がぶら下がることになったら、全ての衝撃が安全帯をまいている部分に集中します。
腰骨に巻いておけば、腰骨の骨折くらいで済みます。
もしこれをへその少し下の骨が無い部分に帯を締めていると、落下したときに臓器に全ての衝撃がかかるため、深刻なダメージを受ける可能性があります。
安全帯をかける位置は自分の作業位置よりも上にかけるようにします。
上にかけた分だけ、自分が落下する距離が短くなって衝撃を受けにくくなるからです。
腰骨だけにかけるだけの安全帯は落下した時に最良でも腰の骨を折るということで、それも良くないですよね。
それに対応するために、両腕と両足にかけるハーネス型の安全帯も存在しますし、フックが1つだけだと危ないということでフックが2つのタイプ(2丁がけタイプ)も存在します。
工事現場によっては、ハーネス型の安全帯の使用が義務化されているところもあります。
安全帯は単純に綱が取り付けられているものもありますが、作業中の邪魔になったり、綱が垂れ下がっていることで逆にどこかに引っかかって危ないということもあります。
なので、今ではほとんど自動巻き取り式の丈夫な細めのナイロン生地を使用した安全帯を使用する場合がほとんどです。
安全帯は装着するのにひと手間かかるので、安全帯のみを使用するという考えだと使用が億劫になってしまうことが内心出てくると思います。
その場合、安全帯に腰袋を付けて、そこに工具を入れて持ち歩くといいです。
これが腰袋。工具袋とかも呼んだ気がします。
安全帯を工具を持ち歩く道具という認識で常にいつもつけているようにすれば、習慣になって装着を忘れることがありません。
私が腰袋にいつも入れている工具。
購入方法と値段
日曜大工で使用するほどでもないので、ホームセンターに売っているかどうかは微妙です。
安全道具を専門に取り扱っている業者にネットで購入の申し込みをするとかのパターンが多いと思います。
値段は1個10,000円~15,000円くらいします。
命を預ける物なのに、あまり安物を買っても怖い気がするので、値が張ってもしっかりしたものを購入したいですよね。
ネット上でも安全用品を取り扱っている業者が色々あるので、このページで読んだ知識を存分に生かしてネット上でカタログとか見てみてください。
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