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現場経験を通して得られた工具や道具の使い方を現役の現場監督の私が惜しみもなく、みなさんに伝授します。

工具の使い方を知って、
工事現場で頼られる人間になろう。

水平器の使い方

水平器の概要

監督が教える工具の使い方計測、測定工具>水平器の使い方


水平器とは、対象物が水平、または垂直かどうかを調べるための工具です。
物を取り付ける前と取り付けた後で2回確認を行います。

建築はなんでもそうですけど、水平や垂直というのは重要なことです。

家の柱が完全に90°で垂直に立ってなかったら欠陥だと思いますよね。

工事現場でも物を作るときは水平器をとりつけて水平や垂直かどうかを確認しながら作業します。

さらに一番水平器を使う場合が多いのは、単管パイプで足場を組む時だと思います。

足場を組んでいくときに水平、垂直でないと、出来上がった足場がぐちゃぐちゃで倒壊の危険もあるからです。

私が現場で一番水平器を多用したのも単管パイプで足場を組む時でした。

日曜大工でも結構な頻度で使う可能性が高いので、そこまで高いものでもないので購入しておいて損は無いと思います。


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使用方法と注意点

水平器には水平と垂直に対して、水の入れ物の容器があり、その中の空気が線の内側にぴったり収まるかどうかで水平か、垂直か確認します。


水というのは常に地面に対して水平になるので、それをそのまま利用しています。

片手でずっと抑えるのはめんどうなので、ほとんどの水平器には磁石が取り付けられており、調べたい対象物が金属製ならくっついて両手があくので作業しやすいです。



溶接などする前に対象物が水平かどうかを調べてから溶接するのはもちろんのこと、溶接後にちゃんと水平に取り付けることが出来ているかも確認しないといけないので、通常は2回水平器を使用することになります。


でもその場合、作業員が取りつける前に1回と検査役の現場監督が取りつけ後に1回で見る人が違います。


購入方法と値段

水平器はかなり一般的な工具で、どこのホームセンターでも普通に置いてあると思います。

私の場合は2500円くらいで適当なホームセンターで水平器を購入しました。

あると、いざという時に結構便利ですね。


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バナースペース

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独立切子士として
切子の工房を立ち上げました。切子工房 箴光
切子工房 箴光(しんこう)

転職したとはいえ、工事現場で工具の使い方を学んだ経験は江戸切子を作る際にとても役に立っています。


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