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現場経験を通して得られた工具や道具の使い方を現役の現場監督の私が惜しみもなく、みなさんに伝授します。
現場監督が教える工具の使い方
工具の使い方を知って、
工事現場で頼られる人間になろう。
ガス検知器の使い方
ガス検知器の概要
監督が教える工具の使い方
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工事現場では、微量でも死に至る危険な透明な気体が発生することもあり、密閉空間で作業を始める場合にはガス検知器という機械で危険なガスが存在しないかを確認してから作業を行うことが建設現場の常識となっている。
酸素(O2)濃度、一酸化炭素(CO)濃度、メタン(CH4)濃度、硫化水素(H2S)濃度を測れるガス検知器がおおむね一般的である。
日曜大工で個人で使用する場合はほとんどないです。
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使用方法と注意点
密閉空間や風通しが悪い空間に入る前に先にガス検知器を入れて濃度を確認します。
大体は電源を長押しで電源のONとOFFが行われます。
ガス検知器の下部の白いところから吸気が行われ、ガスの検査が行われます。
ヤバいガスが検知されると、大音量で「ピー」と音が鳴るので一発でわかります。
上から紐を垂らせる場所であれば、ガス検知器を紐でくくりつけて空間の中に入れて確認します。
例えば、下水道のマンホールの中は風通しが悪く、糞尿が分解されてメタンや硫化水素を生み出しやすい環境です。
そこで作業する場合はまずマンホールの上のところからガス検知器を紐でくくって下に降ろして数値を確認します。
はしごとかで降りていく作業場所で、もしもガスを吸って倒れてしまった場合には倒れた人を担ぎながらはしごを登ることは不可能で、まず助からない可能性の方が高いのでそういう場合はガス検知器の使用を怠らないように注意します。
作業前に確認するので、休憩時間が入って空間内に人がいなくなった時間が存在すれば、その都度ガス検知をしないといけないというのが基本的な考え方です。
なので、朝来て作業前に、10時の休憩の後に、お昼休憩の後に、15時の休憩の後に、の4回をガス検知することになると思いますが、場所によっては朝1回と午後1回の2回の場合もあります。
でも、どんな現場でも最低朝1回午後1回は必ずやっているのでそれは覚えておいてください。
H2Sの硫化水素は水に溶けると硫酸になります。
硫酸が気化したものが硫化水素です。
硫酸は皮膚を溶かすほどの危険な物質です。
購入方法と値段
ガス検知器は、レンタルで借りる場合がほとんどです。
というのもガスがちゃんと検知できるか定期的に検査しないといけないので、外部のところに検査の依頼を出さないといけないので、手元を離れるのであれば最初からレンタルでいいじゃんという感じです。
また検査は1週間くらいかかるので、その間にガス検知器を使用できないとなると、やはりその期間別の物を借りることになったりするので、結局借りた方が良いです。
余談ですが、過去に会社の命令で
・購入費+ランニングコスト(維持費)
と
・リース代(レンタル代)
を比較して安い方を調べろみたいなことをやらされた時の結果は、もちろん何年か使用した方が安くなるんですが、自社で管理する労務費とかもかかるので、色々込みで考えたらリースの方がいいよという感じになりましたね。
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