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現場経験を通して得られた工具や道具の使い方を現役の現場監督の私が惜しみもなく、みなさんに伝授します。

工具の使い方を知って、
工事現場で頼られる人間になろう。

送風機の使い方

送風機の概要

監督が教える工具の使い方安全道具、安全用品>送風機の使い方


送風機とは、大型の扇風機みたいなものです。

風通しの悪い現場では送風機を風の通り道にセットして、強力に風の流れを作ることで風通しの悪い場所の空気の循環を行います。

風通しの悪い現場では、ほこりやチリ、サビの粉じんなどモクモク舞った状態が続いてしまうので、風通しを良くすることは安全面から見ても重要です。

日曜大工で風通しの悪い場所で作業することなどまず無いと思うので、個人的に使用することは100%ありません。

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使用方法と注意点

使用方法は電源コードをつないで電源をオンにするだけです。

電源のONとOFFは写真のように上の方についています。

大型の送風機は馬力がすごいので、通常家庭で使っているような100Vの電源ではまず動かないです。

でも、現場では基本的に発電機が200V生み出すようになっているので、その200Vの電源につなぐことで動きます。

送風機も一応機械ですので、表面を何かシートで覆ってあげて雨とかに降られてもいいようにすると、いいでしょう。

風を送り出す道を作りたいときは、蛇腹(じゃばら)をつけて風の通り道を作ってあげることも多々あります。

夏場に溶接するとめちゃくちゃ暑くなりますので、送風機でじゃばらを通して溶接工が風を受けている写真です。

じゃばらと現場で呼ばれていますが、
正式名称は「風管(ふうかん)」と言います。

黒丸で囲んだ金属のバンドが送風機側に最初から装着されているので、それで風管をかぶせてからロックして装着します。


馬力がすごく、回転力がすごいことになっているので、指をいれたら間違いなく切断すると思いますが、絶対に指が入らない程度に網がセットされているので大丈夫だと思います。

でも、送風機を動かし始めたらあまり近寄らない方が一番安全です。


送風機は結構な音を出して回転しますので、送風機の近くで会話すると会話しづらいかもしれません。



購入方法と値段

工業用にしか多分売っていないと思うので、ホームセンターで売っている可能性は無いと思います。

ネット上で工具を専門に扱っている業者などのカタログを見て買うことになると思います。

値段は20000円~50000円くらいになります。


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バナースペース

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独立切子士として
切子の工房を立ち上げました。切子工房 箴光
切子工房 箴光(しんこう)

転職したとはいえ、工事現場で工具の使い方を学んだ経験は江戸切子を作る際にとても役に立っています。


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