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現場経験を通して得られた工具や道具の使い方を現役の現場監督の私が惜しみもなく、みなさんに伝授します。

工具の使い方を知って、
工事現場で頼られる人間になろう。

ヘルメットの使い方

ヘルメットの使い方

監督が教える工具の使い方安全道具、安全用品>ヘルメットの使い方


ヘルメットは頭にかぶって、頭へのダメージを吸収するプラスチック製の帽子のことです。

工事現場では100%着用されているのはもちろんのこと、最近では小中学生も自転車で登校の際はかぶるようにルールを決めている学校も増えてきています。

バイク乗りのヘルメットの「フルフェイス」ではなく、目や耳から上部分の頭部を守るタイプのものを工事現場で使用しています。

バイク乗りのヘルメットでも頭部だけ守るものも当然ありますが、こちらはスタイリッシュな形になっているので、バイクのヘルメットで工事現場で作業することはまずできませんし、恥ずかしい思いをするだけです。


工事現場で、ヘルメットを着用しないで作業しているという状態はまずありえないと思います。

どの現場も作業員を死亡させると、監督責任で刑事罰が問われることになっていますので、監督側の人間がまずヘルメットを着用していない場合は作業させないという感じになるでしょう。


地域の町の自衛消防隊などもかぶっていることもあります。

日曜大工ではあるに越したことはないですし、何か災害が起きた時の非常用袋にセットで置いておけば腐るものでもないので、一家に一個か二個くらいあってもいいのかもしれません。


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使用方法と注意点

ヘルメットはかぶって、あご紐をしめるだけです。
あご紐がきつい人はあご紐をゆるめて調整できます。

ヘルメットの構造は以下の写真の通りになっています。


外側から
・固いプラスチック製の部分
・発泡スチロールのような衝撃吸収材
・キャップ部分
・汗止め
という感じです。


キャップ部分は後頭部の方に大きさを調整できる部分がありますので、頭のデカい人はバンドをゆるめてキャップ部分の径を広げてかぶれるようにします。


私も頭がデカい方なので、普通の人よりもバンドを結構ゆるめないとかぶることができません。

そして、最近思ったのですが、頭がデカいってことは顔もデカいということに気付いたのでショックを受けました(笑)

ヘルメットをかぶると普通の帽子と同じようにつばの部分が斜め上方向を見るのに邪魔をする場合が多いです。

特に上を見て作業する場合だとすごい作業しづらいし、特に一番多いのは、ヘルメットをかぶるより頭上の危険に気付きにくいことです。

私も通常なら回避できたところを、ヘルメットをかぶることでバコーンとヘルメット越しに頭を打ったことなんか何回もあって、これではかぶってる方が危険なのではないかと思ったりします。

最近はそういう思いの人が増えたのか知りませんが、ヘルメットのつばの部分が透明なものが増えており、現場で使用している業者もかなり増えてきています。

うちの会社でもヘルメットの形状が何十年ぶりに変わり、つばの部分が透明なタイプのヘルメットになりました。

ヘルメットの頂部に空気を取り入れる穴があいているタイプのものもあり、通気性が良く、夏なんかは風が吹くと少し涼しいです。
逆に冬に風が吹くと頭が冷え冷えになってしまうという面もあります。


一番外の硬いプラスチック部分は固いので変形しないと思いますが、強い衝撃を受けるとベコッとへこみます。
ヘルメットの一部が小さくでもへこんでしまうと全体の強度が落ちてしまうので、その場合は新しいのを買わないといけません。


余談
工事現場で作業服を着てヘルメットをかぶっていれば、見た目的にはおかしくないですが、学生服に自転車でヘルメットはさすがに見た目は良くないと思います。

個人的な意見ですが、多感な時期の中学生にダサい恰好を強制するのは良くないと思います。

もっとかっこいい何かを開発して逆にかぶりたいから自転車通学すると言わせるくらいの何かを作るべきだと思います。



購入方法と値段

大体どのヘルメットも2000円~5000円くらいです。

扇風機がついているヘルメットなど特殊なものは1万円とかしますが、通常は5000円以下で買えるでしょう。


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バナースペース

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独立切子士として
切子の工房を立ち上げました。切子工房 箴光
切子工房 箴光(しんこう)

転職したとはいえ、工事現場で工具の使い方を学んだ経験は江戸切子を作る際にとても役に立っています。


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