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現場経験を通して得られた工具や道具の使い方を現役の現場監督の私が惜しみもなく、みなさんに伝授します。

工具の使い方を知って、
工事現場で頼られる人間になろう。

保護メガネの使い方

保護メガネの使い方

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保護メガネは、目を守るために装着する度の入っていないメガネのことです。

レンズの部分はプラスチックです。

安全ゴーグルという言葉の方がよく使用されているかもしれません。

目は何かがパーンとはじけて目に来たらそれで一発でアウトなんで、とても重要な安全用品です。


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使用方法と注意点

保護メガネはメガネのようにかけるだけです。

普通のメガネのように正面だけにレンズがあるタイプと、目全体を覆うようなゴーグルタイプのものがあります。

工事現場では、メガネタイプの物は危険なので許されていない場合が多いです。

ゴーグルタイプのものは目の横から異物が入るのを防ぐプラスチックもついていますので、わりと安全です。

しかし、目全体を覆う上のようなタイプでも目の中に入る場合はあるので過信しないでください。


木工の場合は、木の伐採でチェーンソーとか使用するときに木片が飛び散って目に入る可能性があるので必ず装着していますよね。

鉄工の場合、鉄を削って形を整えるのにグラインダーという電動工具を使用するのですが、その時にものすごい火花が飛び散ります。

その火花はもちろん、摩擦熱で熱々になって削り取られた鉄粉です。

あるいは、カップワイヤーブラシというグラインダーに取り付けて使用するものがあるのですが、それを使った時に飛び散るワイヤーの毛(鉄の針)も飛び散ります。


私自身が過去に一番生命の危険を感じたのは、そのグラインダーで飛び散った火花が直接目に入ったときです。

安全ゴーグルで目の周りを全て守られているので安心と思っていたのですが、ゴーグルを鼻にかける部分の隙間から目に入ってしまったみたいです。

目に入ったときは「熱い!」という感覚がやはりありました。

それから目をぱちぱちしても目のゴワゴワが取れませんでした。

本来ここであまり目をぱちぱちさせない方がいいです。

目に入った鉄粉は入った直後は何も変化はありませんが、時間が経つと目の中で錆びてきて、そのサビが取り返しのつかないことになります。

私の場合は、水道に行き、両手をおわん上にして水を貯めて、それを目に当てて、そのおわんの中で目をぱちぱちするというのを繰り返しました。

鉄粉が入ったときに目をキョロキョロ動かすと鉄粉が奥の方に入ってしまうので、できるだけ視線を正面に保ったまま水道まで移動するといいでしょう。

何回か洗って、目の下の部分をめくって鉄粉が無いか確認していたら、奥の方に入り込みそうな鉄粉があってひやひやしましたが、なんとかとることが出来ました。


こういう怖い思いをしたくなかったら、安全ゴーグルだけはしっかりつけておくといいと思います。


購入方法と値段

ホームセンターのどこにでも売ってます。
大体1000円以下で買えるでしょう。

さっき言ったとおり、側面もガードしているゴーグルタイプのものを買うといいでしょう。


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独立切子士として
切子の工房を立ち上げました。切子工房 箴光
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