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現場経験を通して得られた工具や道具の使い方を現役の現場監督の私が惜しみもなく、みなさんに伝授します。

工具の使い方を知って、
工事現場で頼られる人間になろう。

ソケットレンチの使い方

ソケットレンチの概要

監督が教える工具の使い方ネジ、ボルトを締める工具>ソケットレンチの使い方


ソケットレンチとは、ボルトナットを外す部分の「ソケット」が取り外し可能なレンチのことを言います。現場でも日曜大工(DIY)でも広く世の中で使われている一般的な工具です。


ソケットレンチ最大の特徴は、持ち手であるハンドル部分からソケットが取り外しが可能なことで、ボルトやナットの大きさに合わせてソケットを交換し、状況に合わせて使用することができます。

一方、ソケットとハンドル部分が一体化しているものは「ボックスレンチ」と呼ばれています。

ボックスレンチは一体化しているだけあって、結構なトルク(パワー)でボルトナットを回しても壊れません。

ソケットレンチはつけかえ可能なものなので、あまりに強い力を加えると壊れてしまいます。


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使用方法と注意点

ソケットレンチは、持ち手であるハンドル本体部分とは別にボルトやナットを回転させる部分のソケットがセットになっているものを購入しないといけません。

ちなみにソケット部分のみを正式名称で「ソケットアダプター」と言います。

この部分をソケットアダプターと言います。
まあ、ソケットで十分通じるのでアダプターの部分は省力することがほとんどです。


ソケットのセットを買ったら、それをハンドル部分に装着します。

ソケットのセット。

製品によって、この装着の仕方は変わると思いますが、私が現場で実際に使用したソケットレンチの着脱の仕方を1つの例として紹介しておきます。

多分、ほかの製品もやり方が全く違うということは無いと思うので、参考になるはずです。

まずこんな感じで、ハンドルとソケットが一体化されているのではずしていく作業から入ります。



ソケットレンチの後ろのボタンを押すとソケットがはずれます。




ソケットがはずれたあとです。

BB弾くらいの丸い金属がありますね。


後ろの丸いボタンを押すと、BB弾くらいの丸い金属が奥に引っ込んでいるのがわかると思います。

このBB弾が出っ張っていたので、ソケットがはずれない状態になっているということです。

この引っ込めた状態で新しいソケットを装着すればおしまいです。

ソケットの内側を見るとBB弾の丸みの部分がひっかかるように丸くくぼんでいます。

これでソケットがはずれないようになっています。


物によっては、この写真のようにレバーで回転方向を変えることのできるラチェット機構をもったソケットレンチもあります。

ラチェット機構については、
ラチェットレンチ」を参照して下さい。


購入方法と値段

ソケットレンチはハンドル部分とソケットがセットになったもので通常は販売されています。

値段は3000円~1万円くらいでピンきりなところがあります。

ソケットが大量に準備されていてどのボルトナットの径にも対応できそうなセットに関しては15000円以上という感じでかなり高くなってきますね。

基本的には現場で使うにしろ日曜大工(DIY)で使うにしろ17mmと19mmのサイズはよく使いますので、そのサイズを中心にソケットの種類をそろえると良いと思います。

17mmは意図的に色んな工具で使用されているボルトの大きさですので、17mmだけは必ず購入しておいてください。



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独立切子士として
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転職したとはいえ、工事現場で工具の使い方を学んだ経験は江戸切子を作る際にとても役に立っています。


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