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現場経験を通して得られた工具や道具の使い方を現役の現場監督の私が惜しみもなく、みなさんに伝授します。
現場監督が教える工具の使い方
工具の使い方を知って、
工事現場で頼られる人間になろう。
ウエスの使い方
ウエスの概要
監督が教える工具の使い方
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表面をきれいにする工具
>ウエスの使い方
ウエスとは、汚れをふき取るためのボロボロの布切れのことです。布切れと言っても正確には衣類(Tシャツ等)をざっくり切った布きれがほとんどです。
こんな感じでざっくり切った衣類という感じ。
衣類をざっくり切ったボロボロの布きれなので、家庭で着古した衣類を適当に細かく裁断してそれがウエスになりますので、家庭でも使うことができます。
Waste(ウェイスト):無駄、くず、ボロボロ
という英単語が語源になっています。
ウエスは小さい「ェ」ではなく、大きい「エ」です。
一般的には工業系で油をふき取る用途に主に使われます。
工場内の機械の油をふき取ったりするときにウエスが登場することが多いです。
大量生産品の工場であったり、または町の自動車整備工場であったり、油を扱うプラント内での仕事だったりと油が登場する仕事はたくさんあります。
日曜大工(DIY)で、車やバイクの何かしらのパーツを自作するとしても油拭き取りとかの工程が出てくると思いますが、そこでもウエスを使うことになるでしょう。
ウエスには2種類あって、新品のウエス(正確にはバージンウエスという)とリサイクルのウエスがあります。
新品のウエスは衣類を大量生産する工場で発生する布きれです。
一方、人が服を着たあとにそれを裁断して使用するのがリサイクルのウエスです。
ウエス使用時は種類による差異は一切ありませんので、リサイクルかどうかを気にする必要はありません。
ただ「このウエスってどこから来たものなのかな」と思う人もいると思うので種類を紹介しておきました。
地域でリサイクルとして衣類を集めた後、裁断したものを工事用品を販売している会社が買い取って、ウエスが販売されています。
「メリヤスウエス」みたいな名称で販売されていることもありますが、メリヤスとはメリヤス編みという風通しの縫い方の生地のことです。
例えば、Tシャツでも綿の物とポリエステルの物がありますが、メリヤスって表記している場合は綿でメリヤス編みをしているメリヤス生地を使用しているということになります。
メリヤス生地は吸水性がいいので、ひと拭きで水分や油分をきれいに払拭しやすい特徴があります。
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使用方法と注意点
ウエスは油を拭きとるもので、拭き取る部分が無くなったら捨てます。
洗って再使用ということはしません。
これはまだきれいな方ですが、オイルを拭きとったりして汚れていますね。
油を拭きとった布なので、そのまま捨てることはできません。
つまり、油をドポドポと袋に入れて捨てるのと同じことなので、そんな危ないことできませんよね。
通常のゴミ袋とは別に、使用後の汚いウエスをゴミ袋に入れて分けておきます。
鉄粉やサビなどと一緒に油を拭きとった場合、硫化鉄が混じることもあり、自然に発熱してウエスを入れていた袋が発火した事故も過去にありました。
なので、使用後のウエスを入れる袋には水を少しだけ入れておき、自然発火しないようにすると安全でしょう。
袋がいっぱいになったら産業廃棄物として処理します。
産業廃棄物の区分の中に使用後のウエスを捨てる区分がありますので、その区分にて廃棄を行います。
もう一度言いますが、ウエスは油拭き取り後の油の塊なので普通のゴミといっしょに捨てることはできません。
購入方法と値段
工事用品を販売している会社などで1kg500円くらいの低価格で販売されています。
こんな感じでビニール詰めで販売されていることがほとんどです。
過去の経験から言うと、写真のようにミッキーのマークをあしらったウエスが結構多いです。
そして、その情報はどうでも良いという(笑)
話を戻して、一般的な物でないのでホームセンターにウエスは置いていないでしょう。
ネット上で注文するのが一番いいと思います。
また、家庭でも自分で古着を裁断して製作できますので、日曜大工(DIY)で使用する場合などは無理に買う必要はありません。
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