本文へスキップ
現場経験を通して得られた工具や道具の使い方を現役の現場監督の私が惜しみもなく、みなさんに伝授します。
現場監督が教える工具の使い方
工具の使い方を知って、
工事現場で頼られる人間になろう。
水銀灯の使い方
水銀灯の概要
監督が教える工具の使い方
>
照明道具
>水銀灯の使い方
水銀灯とは、ガラス管内の水銀の蒸気に電気を流して発光させる電球のことです。
特徴として、かなり明るく光る電球ですが、発光までに時間がかかります。
みなさんが水銀灯に初めて出くわした場所は体育館になると思います。
体育館の天井の電球は水銀灯がよく使用されています。
みなさんも体育館の電気をつけたら最初はボヤっとしてすぐにつかないのを経験したことがあると思います。
その水銀灯ですが、工事現場でも明るさを確保するときによく使用されます。
ほかによく使われているハロゲンライトでは、水銀灯ほどの明るさを出すことができないので、私の現場では常用灯としてハロゲンライト、局所的に明るさを得て仕事したい場所で水銀灯をスポットライトのように当てて作業しています。
通常の暗い場所を照らすライトは電球が長持ちするハロゲンライトを使用し、作業で暗闇の中で溶接するときなどは、水銀灯をスポットライトとして作業する手前に配置して作業しています。
日曜大工(DIY)では、強すぎる光と、値段の高さで使用することはまず無いでしょう。
完全に工事現場または、公共の何かに使用される電球と認識しましょう。
とりわけ体育館のほかに街灯にも使用されるので、公共の何かに使用されるという認識で問題ないはずです。
スポンサードリンク
使用方法と注意点
水銀灯の後ろに、シャコマンみたいなのがついているので、それで設置したい場所に挟み込んで設置します。
ハロゲンライトのように電源スイッチは存在しないので、電源コードをつないだ瞬間に点灯します。
水銀灯の球が壊れないように必ずライトの前に金属の格子が存在します。
水銀灯の電球が大きいので衝撃に弱く割れやすいです。
パワフルに光を発するのは良いことなのですが、かなりの熱量を生み出します。
光源の近くに燃えやすいものを置いて放置してしまって、燃えてしまったなんてことがないように注意が必要です。
特に雨の日なんかは、水銀灯の熱を利用して物を乾かそうなんてことを作業員の方がしがちですが、燃える可能性もあって危険なので注意喚起しておきましょう。
塗れたものをライトの熱で乾かすというのは効率的なんですが、危険を伴いますので、人が張り付いている状態とかでもない限りやめた方がいいです。
実際の例で、30分休憩の間に濡れた皮手袋を水銀灯の前に置いて乾かして休憩に入った作業員がいて、戻ってきたら煙があがっていたということもありました。
工事現場では、ボヤ騒ぎを起こしてしまうと危険な業者として、次の工事の仕事をお客からもらえなくなる可能性が高いので、やめておきましょう。
これは私の提案なのですが、乾かす手段が無いから水銀灯の前に置きっぱなしにするのなら、
休憩所に水銀灯よりも乾くなにかしらの手段を行っておけばいいと思います。
事務所に戻って乾かした方が効率がいいので、自発的に事務所で乾燥してもらえるはずです。
その結果、口酸っぱく作業員に言うこともなくなるので、嫌悪感を持たれることもないと思います。
作業員と友好的に仕事をするというのはどの現場でも絶対必要ですので、良い提案だと自分で思います。
購入方法と値段
水銀灯は実は高価なものでして、水銀灯の電球が1個5000円くらいします。
本体込みで1万円~2万円くらいします。
かなり高価な電球なので、日曜大工(DIY)で個人的に使用することはまず無いと思います。
ホームセンターにも当然売っていないので、工事の道具を販売している専門の業者にネット上で依頼して購入するパターンが多いのではないかと思います。
スポンサードリンク
「
照明道具
」のページに戻る。
このページの先頭へ
メニューバー
監督が教える工具の使い方
使用目的別
切る工具
削る工具
表面をきれいにする工具
力で変形させる工具
計測、測定工具
ネジ、ボルトを締める工具
ボルトナット関係
くっつける工具
つかむ工具
固定する工具
運ぶ工具
マーキングの工具
照明道具
安全道具、安全用品
その他の工具、道具
作業目的別
日曜大工で使う工具
鉄工用の工具
塗装用の工具
五十音順
工具名を知ってる人は
五十音順
から探してみて下さい。
バナースペース
スポンサードリンク
独立切子士として
切子の工房を立ち上げました。
切子工房 箴光(しんこう)
転職したとはいえ、工事現場で工具の使い方を学んだ経験は江戸切子を作る際にとても役に立っています。
私が選ぶ、便利な工具ランキング
1位
ラチェットレンチ
2位
石筆
3位
コンベックス(メジャー)
4位
水平器
5位
シャコマン