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現場経験を通して得られた工具や道具の使い方を現役の現場監督の私が惜しみもなく、みなさんに伝授します。
現場監督が教える工具の使い方
工具の使い方を知って、
工事現場で頼られる人間になろう。
ニッパーの使い方
ニッパーの概要
監督が教える工具の使い方
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切る工具
>ニッパーの使い方
ニッパーは刃先に強い力をかけることができる切断する工具です。
同じような工具のハサミと違って切断する場所がとても短いですが、その短い場所に全パワーが集中されます。
ハサミは刃と刃のすれ違い時に物を切る構造ですが、ニッパーは刃と刃がぴったり重なって、その間の物が切れる構造になっています。
なので、厚みのあるものはニッパーで切りやすいのですが、紙のような厚みのないものは刃と刃の間にぴったり収まって切り辛いこともあります。
ハサミはすれ違い時に切る工具なので、片方の刃の厚み以上に切ることができません。
一方ニッパーは切断部分が金属の表面に近い場所にあるので、根本から切断することができます。
根元から切ると、切断面がハサミよりも圧倒的にきれいに仕上がるので、プラモデルの製作によく使われる工具です。
私も子供のころにミニ四駆だとかガンプラだとかを作るときにニッパーを使用していました。
ハサミは固いものを切ろうとすると、刃と刃の間が開いて、切れなくなる場合もありますが、
ニッパーなら固いものにも刃が負けないで切ることができます。
ニッパーは刃自体に厚みがあって、強固なのもハサミとは違う特徴です。
ゆえに、ニッパーなら釘も切断することができます。
ハサミの場合は、刃が横にくにゃって曲がって釘は切れません。
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使用方法と注意点
刃の反っている方で切断します。
刃で挟み込んでもなかなか切断できないときに、刃を左右にグリグリ動かしてねじ切るような感じで切断する人もいますが、
刃こぼれの原因になるので、そのような使い方はやめましょう。
これは誰に教わるでもなく、素人ならまず感覚的にねじ切ると切りやすいという感覚に行きつくと思います。
手に握力が入らない場合に、感覚的にねじ切ろうとしてしまいます。
子供や女性、高齢の方などにニッパーを使わせるとそういう使い方をよくするでしょう。
工事現場でも似たような構造の番線カッターという工具があるのですが、
刃こぼれしやすいのも知らずにねじ切ろうとする人がたくさんいるのが事実です。
購入方法と値段
値段は500円~3000円くらいだと思います。
安いものは安く買えますが、工業用の本格的なニッパーになると3000円とか高めの金額になってきます。
家庭でもよく使用される一般的な工具なので、ホームセンターに行けば十分置いてあると思いますが、工業用の本格的なニッパーとなると、インターネット上で探した方が早いかもしれません。
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