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現場経験を通して得られた工具や道具の使い方を現役の現場監督の私が惜しみもなく、みなさんに伝授します。

工具の使い方を知って、
工事現場で頼られる人間になろう。

ねじ切りダイスの使い方

ねじ切りダイスの概要

監督が教える工具の使い方削る工具>ねじ切りダイスの使い方



ねじきりダイスとは、つるつるの鉄の棒の表面を削ってネジ山を作る工具のことです。

以下のラインナップで紹介します。
・ねじ切りダイス概要
・使用方法と注意点
・購入方法と値段



2分で読み終えるので工具の使い方も知らない人間として工事現場でバカにされ続けたくなかったら、ぜひ最後まで見てマスターしていってください。





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ねじ切りダイス概要


ダイスをダイスハンドルという持ち手があるものにはめこんで使用します。
あとで画像をみれば、一発でわかります。


一方、つるつるの穴にギザギザの棒を差し込んでネジ山を作る工具をタップと言います。


雄ネジを作るのがダイス、
雌ネジを作るのがタップということです。


ネジを作りたいだけなら、市販のネジを買った方が正確だし、安上がりなので、このねじきりダイスはどこか機械の一部のパーツを改造してネジにしたいといった場合に使われることが多いです。



このねじきりダイスは工事現場で使用されるよりも、
工場などで、機械のメンテナンスに使用される場合などが多いと思います。



大規模な大量生産の現場から町工場の小さいところでも使用されています。


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使用方法と注意点

加工したい棒に対して垂直にダイスを当てて、垂直のままダイスを回転させます。


ここで垂直にダイスが棒に当たらないと、ネジ山が斜めに彫れてしまうので、大失敗になります。


また斜めに削っているのにも関わらず、そのまま無理やり回転させると棒がねじ切れて、ダイスから取り出せなくなってそのダイスをダメにしてしまいます。


斜めに入ってるなと思ったら、やり直した方がいいでしょう。

このダイスを垂直に当てながら回転させるというのが結構難しいです。

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片手で棒を持って、片手でダイスを回転させると安定しないので、棒の方は万力で固定して、両手でダイスのハンドルを持って慎重に回転させるのが良いです。

万力で鉄の棒を垂直に固定し、上からねじ切りダイスを垂直に当てて時計回りに回転させます。


最初は鉄の棒にダイスを押し当てて回転させますが、
ダイスが鉄の棒に食いついたらあとはダイスハンドルを時計回りに均等の力で回すだけでネジ山が作れます。



でもこれが結構難しくて、斜めに削れがちなので慎重にゆっくりやって下さい。

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購入方法と値段

ダイスの値段は割と高く2000円~6000円くらいはします。

ダメにしてしまうことも多いので、慎重に扱いたいところです。


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バナースペース

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独立切子士として
切子の工房を立ち上げました。切子工房 箴光
切子工房 箴光(しんこう)

転職したとはいえ、工事現場で工具の使い方を学んだ経験は江戸切子を作る際にとても役に立っています。


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