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現場経験を通して得られた工具や道具の使い方を現役の現場監督の私が惜しみもなく、みなさんに伝授します。

辛いこともあるかと思いますが、未来を信じましょう。

ナイロンスリングの使い方

ナイロンスリングの概要

監督が教える工具の使い方運ぶ工具>ナイロンスリングの使い方


ナイロンスリングとは、とても強力なナイロンで出来た帯のことで、クレーンで物を吊りあげるときに対象物を傷つけたくないときに使用します。

通常は、ワイヤーロープという金属の綱を使用しますが、金属製かつロープで細めなので玉掛けをした場所が傷つく場合があります。

対象物が傷つくということはワイヤーロープも少し損傷を受けるということで、間に「当て物」をしてそれを防ぐことがよくあります。

ただ、当て物をするよりかは、最初からナイロン製で太めの帯で負荷を分散させるナイロンスリングを使用した方が楽です。
ナイロンスリングで吊れるものなら、最初からナイロンスリングで玉掛けをした方がいいでしょう。

名称は「スリングベルト」と一般的に呼ばれているみたいですが、私の工事現場ではナイロンスリングと呼ばれています。


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使用方法と注意点

ナイロンスリングもワイヤーロープと同じく、定期的に点検が必要です。
というのも、何トンというものを吊るための道具なので、物を持ち上げているときにナイロンスリングが切れてしまったら大事故は免れないからです。

それだけ使用前の点検とチェックが必要です。

表面を見て、ナイロン部分がほつれている、切断されている場所があるなどの異常がある場合には使用しないでください。




購入方法と値段

値段は1000円~2000円とかなり安く購入できます。
一般的な工具ではないのでホームセンターにはまず売っていないと思います。

ネット上で建設工具を扱っている会社を検索して購入することになると思います。


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バナースペース

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独立切子士として
切子の工房を立ち上げました。切子工房 箴光
切子工房 箴光(しんこう)

転職したとはいえ、工事現場で工具の使い方を学んだ経験は江戸切子を作る際にとても役に立っています。


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