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現場経験を通して得られた工具や道具の使い方を現役の現場監督の私が惜しみもなく、みなさんに伝授します。
現場監督が教える工具の使い方
工具の使い方を知って、
工事現場で頼られる人間になろう。
万力の使い方
万力の概要
監督が教える工具の使い方
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固定する工具
>万力の使い方
万力とは材料を強い力で挟み込んで固定する工具です。
固定することで、切削や切断、研磨、接着などの作業を行いやすくします。
一般的に「バイス」とも呼ばれています。
大体の人が最初に万力に出会う場所は小学校の図工室だと思います。
机の四隅に万力が取り付けられているのではないでしょうか。(私の場合はそうでした)
ずっと同じ場所で作業するなら、図工室のように机とかにとりつけて定置式の万力を使用する場合も多いです。
伝統工芸品を作成する工房なんかも工房の中で一日作業しますので、万力を使用するなら定置式の物を使っていることでしょう。
一方、材料を万力のところまで持ってくるのが難しい、あるいは、万力を材料の方まで持っていった方が楽という場合もあると思います。
その場合、持ち運べる万力を使用していきます。
持ち運べる万力の代表格がシャコマンです。
シャコマンは、蝦蛄(しゃこ)のような万力ということで、シャコ万力の略です。
シャコマンについては、
「
シャコマン
」のページを参照してください。
工事現場では、工事現場に持っていかないといけないので、シャコマンをとても良く使用します。
日曜大工でも、他の工具ではできない能力を持った工具なので、あるととても便利だと私は思います。
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使用方法と注意点
万力を強くしめすぎると、しめる対象物の素材が弱い場合、万力でしめた跡が残ってしまうことがあります。
特に材質が木の場合だとみなさんもそういう経験があるのではないかと思います。
万力の面積にしか力が加わらないので、そういう場合は、万力と対象物の間に当て物をして、万力の形が残らないようにします。
当て物はなにかしっかりしたものを挟み込むといいでしょう。
他に当て物を使用する例と言えば、クレーンで物をつりあげるときです。
金属製のワイヤーロープを使用しますので、吊るものを傷つけたくないときは、ナイロンスリングを切ったものをワイヤーと対象物の間に入れて吊りあげます。
購入方法と値段
机に挟み込んでセッティングできる定置式の万力が販売されていて、2000円~5000円くらいで購入できます。
また、持ち運び式のシャコマンについては
500円~2000円くらいで販売されており、定置式のものより安く手に入ります。
どちらの万力も一般的に購入され続ける物でもないので、ホームセンターには置いてないと思うので、ネット上で購入するのがいいと思います。
特にシャコマンは日曜大工にしろ、普通の生活の中で使うにしろ、かなり役立ちそうな工具ですので安価なこともあって、購入してみると自分のやれることの幅が広がってとても良いと思います。
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独立切子士として
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