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現場経験を通して得られた工具や道具の使い方を現役の現場監督の私が惜しみもなく、みなさんに伝授します。

工具の使い方を知って、
工事現場で頼られる人間になろう。

巻き尺の使い方

巻き尺の概要

監督が教える工具の使い方計測、測定工具>巻き尺の使い方


巻き尺は、ナイロン製の帯に長さを測る数値が記されている10m以上くらいの長い距離を計測するのに用いられる工具です。

販売されている巻き尺は大体50mの長さまで計測できるものが大半を占めています。

巻き尺にはおそらく自動巻き取りという機能はついていないと思われます。

みなさんが家庭で使う自動巻き取り機能がついたナイロン製の手に収まるくらいのやつはメジャーと言います。
また、金属製のメジャーのようなものを「コンベックス」と言います。

コンベックスという工具は家庭でほとんど出てこないので、社会に出て、現場に出て初めてその言葉を聞く人がほとんどだと思います。


日曜大工で10mとか計測することはまずないと思うので、日曜大工ではメジャーかコンベックスを購入して使用します。




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使用方法と注意点

巻き尺は10m以上くらいの計測ができるようにかなりの長さのナイロンの帯を持っていますので、
結構長い距離を測るときになったら、メジャーやコンベックスではなく、巻き尺を使用するという感じになります。

巻き尺のメーターは0からスタートしていません。
マイナスいくらかからでスタートしています。

巻尺の端から持って、長さを間違って計らないように注意して下さい。

10m以上の長さを測るがゆえに、始点を誰かに抑えてもらって、巻き尺本体を自分で持って10m離れるなりの、2人での作業がほぼ必須になります。

始点で抑える側は始点に巻き尺のゼロの数値が来るようにして抑えます。


10mくらいのナイロンの帯は風で煽られたり、地面に溜まった水たまりにひっかかることがあってピンと直線的に伸ばすことが難しい場合が多いです。

計測する場所が事前にわかっているならば、水たまりをあらかじめ除去したり、計測を行う日を風が穏やかな日にセッティングしたりするとより良いでしょう。


巻尺の回すところを反対側にすれば、レバーの部分が本体部分に引っかかって回転しなくなります。

これを、



こうやって反対側にしてレバーが本体にあたるようにすると、ぶつかって回転しません。

持ち運び時に間違って巻きださないように反対側にレバーをやっておきましょう。


購入方法と値段

大体は工業用になると思うのでホームセンターで売っているかどうかはちょっと疑問です。

ネットで検索すると、結構普通に出てきます。

大体1000円~5000円くらいが相場です。

5000円付近のものは相当良いものなので、通常であれば1000円~2500円くらいのものを購入して使用するといいでしょう。


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独立切子士として
切子の工房を立ち上げました。切子工房 箴光
切子工房 箴光(しんこう)

転職したとはいえ、工事現場で工具の使い方を学んだ経験は江戸切子を作る際にとても役に立っています。


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