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現場経験を通して得られた工具や道具の使い方を現役の現場監督の私が惜しみもなく、みなさんに伝授します。
現場監督が教える工具の使い方
工具の使い方を知って、
工事現場で頼られる人間になろう。
マーカーの使い方
マーカーの概要
監督が教える工具の使い方
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マーキングの工具
>マーカーの使い方
マーカーは材料に目印などを書き込むための工具です。
色んなマーカーがあると思いますが、おおまかに総称としてここで紹介していきます。
鉄工の現場では、第三者にもわかるように作業が完了した場所の鉄にマーカーで終わった作業の内容を書き込む場合があります。
また、チェックを終えた場所などもマーカーで書き込んで誰が見てもわかるようにします。
日曜大工では大体1人で物を作るため、誰かに伝えるためにマーキングするということはほとんどないと思います。
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使用方法と注意点
単純に鉄工の場合は鉄板に何か誰かに伝えたい旨を書き込んで終わりです。
例えば、溶接のマークはWの上にバー線を引いたものですが、ある部位の溶接を後回しにしてほしい場合などは
「W待て」とか書いて範囲を矢印で指定しておいたりします。
また、溶接線の目視検査が終わったらVCOK(ビジュアルチェックOK)と鉄板に書き込んだりします。
基本的に鉄板に書き込んでいきますが、書き込みが多いと逆にごちゃごちゃしてわかりづらくなるので、本当に必要な内容だけ書き込んだり、文字数を減らした言い回しなどを考えて書くといいでしょう。
1回書くと消えないので注意してください。
(ボールペンと同じく、ぐちゃぐちゃ書いて消すしかありません)
あとは溶接の手直しを指示するマークを書き込むと、お客に見られた時に手直しの指示だらけだとみっともないと考える人もいるので、できるだけ手直しのマーキングはしない方がいいかもしれません。
鉄板に書き込むマーカーは雨風にさらされるので、当然油性のマーカーを使います。
私が現場でよく使うマーカーはポスカってマーカーか、クレヨンみたいなメタリックマーカーです。
ポスカの場合だと、芯にインクを送り続けるタイプなので、粉じんとかで鉄板が汚れているとペンの先にサビの粉が溜まって書きづらくなります。
なので、メタリックマーカーというクレヨンみたいなマーカーの方が使いやすいかもしれません。
ポスカに関しては中学や高校の文化祭とかで文字を書くときとかに結構使ったりするので知ってる人が多いと思います。
メタリックマーカーの場合、クレヨンみたいにペンの固形塗料をすり減らしながら文字を書き込むので、ペン先にゴミがついてもゴミごと鉄板に付着させて文字を書き込むので書きやすいです。
メタリックマーカーはクレヨンみたいなので、木目の荒い木材にも書くことができます。
購入方法と値段
ポスカはどこでも売ってて割と安価だと思いますが、
メタリックマーカーは工業用なので、ホームセンターにはおいていないと思うし、1本あたり400円~500円くらいする高価なものです。
これ1本で500円。ヒエェ!
私が現場で最も忙しいときは1日に2本くらい使用していたので、金額もばかになりません。
最終的に1つの工事で20本くらい使ったかもしれないので、マーカー代で1万円ですね。
もっと安いものを探した方がいいです。
会社のコスト削減案にこれを出そうかと思っています。
「ある現場では、この1本500円のペンを大量に購入して消費していますが、請求書が本社にしか届かないので、自分たちがどれだけ無駄遣いしているか本人たちが気付いていません。コピーがカラー10円、白黒2円で白黒使えとがんばる一方で、このペンが許されていたら、みんなコスト削減しようなんてやめてしまいますよ」
というような感じです。
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