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現場経験を通して得られた工具や道具の使い方を現役の現場監督の私が惜しみもなく、みなさんに伝授します。

工具の使い方を知って、
工事現場で頼られる人間になろう。

ヘッドライトの使い方

ヘッドライトの概要

監督が教える工具の使い方照明道具>ヘッドライトの使い方


ヘッドライトは、ヘルメットに装着するライトのことです。暗い場所で作業する人はヘルメットにライトを装着することで、両手が空きますので頭でライトを照らしながら作業することができます。


トンネルの中での作業、下水道の中での作業など、日中でも真っ暗な場所は仕事によってはたくさん世の中にあります。


また太陽の下で作業する場合でも、溶接線を目視検査するときなど、特定の場所をよく見たい時にヘッドライトで光を当てて見ることはよくあります。


日曜大工ではヘッドライトを使うほどの作業がまず出てこないと思うので必要ないです。


私は仕事で使う前に個人的に富士山に登山するときに使用しました。

富士山は夜間に山頂まで登って、山頂で朝日を見るからです。

富士山山頂から撮った写真。きれいでしょ。
どうでもいいか。


まあ家庭でも緊急時にかぶるヘルメットといっしょにヘッドライトをセッティングしておいてもいいのではないでしょうか。

いざという時の使い道が結構ありそうです。


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使用方法と注意点

ヘッドライトのバンド部分をヘルメットに締め付けるようにセットすると、ヘルメットが球形に近いので、上方向にずり上がる力が発生します。

上方向にずりあがる力に対して、バンドに取り付けたフックでヘルメットのふちの部分に引っかけて下方向に抑える力を発生させて安定させます。

フックは前方左右、後方左右の4か所くらいセッティングします。

私のやつはちょっと位置がずれてしまっていますけど、4か所フックが引っかかっていますね。

上方向にずり上がる力が無いと、重力に負けてヘッドライトがヘルメットからずり落ちてしまいます。


黄色の丸の部分のボタンを押すとライトが点灯します。
ほとんど100%ヘッドライトはライトの上方向にボタンがついています。

ライトの下の白い丸で囲んだ透明なでっぱりはライトの絞りです。

この絞りを左右に動かして調整することで、ライトの光を一点集中で強めの光にするか、広範囲に広がって見える光にするかを調整できます。

使い勝手は自分で調整するといいと思いますが、私の場合は自分のみたいところにしっかり光を当てたいので、一点集中寄りに絞りを調整しています。


ヘッドライトのバンドの後頭部の方に電池入れがあります。
私の場合は単三電池3本が必要です。


しかし工事現場では日常的にヘッドライトを使用するので電池を交換するタイプのものでは電池の交換にキリがないです。

そこで、多くの人は充電池タイプの物をよく使用しています。
一日の作業が終わったらケーブルをヘッドライトの後頭部の充電池部分に接続し、充電して帰ります。


翌日に、充電された状態でまた作業できます。
1日充電が必要というわけではありません。
帰る時に充電しておけば便利ということです。


充電池タイプの方が手間もかからないし、安上がりだし、地球にもエコです。


新規でヘッドライトを買おうと思っている人は、充電池タイプの物を絶対におすすめします。

購入方法と値段

ヘッドライトはあまり一般的でないのでホームセンターに売っている可能性は低いと思います。

ネット上でヘッドライトを検索して、そこで購入するのが一番いいかなと思います。

値段は2000円~5000円くらいです。


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独立切子士として
切子の工房を立ち上げました。切子工房 箴光
切子工房 箴光(しんこう)

転職したとはいえ、工事現場で工具の使い方を学んだ経験は江戸切子を作る際にとても役に立っています。


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