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現場経験を通して得られた工具や道具の使い方を現役の現場監督の私が惜しみもなく、みなさんに伝授します。
現場監督が教える工具の使い方
工具の使い方を知って、
工事現場で頼られる人間になろう。
発電機の使い方
発電機の概要
監督が教える工具の使い方
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その他の工具、道具
>発電機の使い方
発電機は、その名の通り、モーターを回して電気を生み出す機械のことです。
大きさは縦1.5m×横3m×高さ1.5mくらいで結構デカいです。
発電機は軽油が燃料で、軽油を燃やして得られるエネルギーでモーターを回して電気を得ています。
発電機の内部です。
巨大なモーターを軽油を使って回転させて、電気を産み出しています。
産み出した電気はコンセントがついているので、そこから使用してもいいし、発電機の側面に端子がついているので、そこに電線をつないで、別の機械に電気を流してもいいです。
発電機の側面には雨水をよけるための金属のカバーがついているので、これを上にあげて開きます。
カバーを開くと、コンセントの穴と端子が登場します。
どちらも使用可能です。
コンセントはわかると思うので、端子に電線をつないで電気を流した場合の写真です。
この端子に電線を結ぶ作業は電気工事士みたいな資格が必要なので、素人は手を出さずに電気工事業者に依頼を出して線をつないでもらいます。
その作業を「結線」と呼んでいます。
工事現場ではパワーの強い200Vで動く工具が多いため、発電機も200Vの電気を生み出します。
もっと強いボルトの400Vも生み出すことができます。
しかし一般家庭で使われている電気の100Vは産み出すことが出来ません。
現場で100Vの電動工具を使用する際はダウントランスというボルトを下げる変圧器を通して100Vにして使用します。
具体的にはこんな感じになっちゃってます。
分電盤は1本の線を2本以上に分配して出すことのできる制御盤です。
ダウントランス。
左右に「1次側」と「2次側」の表記があります。
1次側が200V側のコードがつながっていて、2次側の方から100Vのコードが出て行くという状態です。
工事現場周辺では電気の通っていない場所で作業することが当然多いので、この発電機というのは現場には不可欠です。
とはいえ、発電機自体が高いので、基本的にはリースで借りて使用することが現場では多いです。
軽油は1日中8時~17時でフルに回していると1週間くらいでカラになるので、カラになる前にローリー車を頼んで、現場で軽油を給油してもらいます。
日曜大工で発電機を使用することはまずないです。
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使用方法と注意点
発電機は精密な機械で、発電までの手順が9工程くらいあります。
発電機の正面の蓋を開けます。
そうすると、このような操作パネルが出てきます。
起動の仕方は9工程くらいあるのですが、説明書が必ず発電機の蓋の裏とかに書いてありますので、それを読みながら使用すれば大丈夫です。
慣れてくると、説明書を読まなくてもパパッと起動できるようになりますが、私は一度も覚えたことは無いし、覚えるのもめんどくさいので、毎回説明書を見て操作しています。
説明書の写真がありました。
ひゃあ、読みたくねえ!
これが発電機のカバーの裏に張ってあるので、上から順に見ながら操作します。
発電機は万が一軽油が漏れた時に周辺にまき散らさないように、受け皿の中に設置するのが安全です。
この写真のように防炎シートを使って自作で受け皿を作ってもいいし、専用の器もあるのでそれを借りてもいいと思います。
奥のデカいのが発電機で手前の小さいのがコンプレッサーですが、コンプレッサーも軽油で動くので受け皿の中にいれてあります。
また、軽油を燃やして動力を得るということは、排気ガスの中にたまに火の粉が混じることがあり、プラント内の作業だと、火の粉対策もしないといけません。
プラント内では、可燃物や可燃ガスが現場の至る所で生産されていたり、使用されていたりします。
ガスが漏れていた場合、火の粉1つで大爆発を起こす可能性もあるので、プラント内では、火の粉の出るものに関してはスパレスターという火の粉を抑える器具を排気口に取り付けます。
このひとまわり大きくなっている筒がスパレスターです。
スパレスターは排気口からたまに出る火の粉を取り除く効果があります。
発電機はアース線を伝って、最後は金属の棒を地面に突き刺してアースをとっている。
これもチェックします。
電気を使うもの(発電機、分電盤、溶接機、コンプレッサーなど)は、かならずアース線が取り付けられている。
購入方法と値段
発電機を1年中毎日使うのでない限り、自社で購入することは無いと思います。
大体は、リース会社から借りて使用する場合がほとんどです。
借りると、月額10万円くらいします。
この月額の金額は日単位で借りた時よりも3分の2くらいの値段に割引きされています。
長期で事前に何か月分を申し込むほど安くなりますが、作業がどこまで続くか見通しを立てづらい場合は、1か月単位での契約を何回も繰り返すという感じで借りていきます。
月単位ではなく、日単位だと1日4000円~5000円くらいになり、割高になります。
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