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現場経験を通して得られた工具や道具の使い方を現役の現場監督の私が惜しみもなく、みなさんに伝授します。

工具の使い方を知って、
工事現場で頼られる人間になろう。

土嚢袋(どのうぶくろ)の使い方

土嚢袋(どのうぶくろ)の概要

監督が教える工具の使い方その他の工具、道具>土嚢袋(どのうぶくろ)の使い方



土嚢袋(どのうぶくろ)とは、土を入れておくための水はけの良いビニール製の袋ですが、土を入れるだけでなく、小さな道具を入れる資機材を入れる袋にもなります。

そして、現場では土を入れることよりも資機材を入れておくことの方でよく使用されています。

使い捨て可能で、割と丈夫で便利な袋なので業種を問わず色んな現場で使用されているのではないでしょうか。

土嚢袋の「のう」は漢字が難しいので、土のう袋と表記される場合も多々あります。

現場ではゴミ入れ、溶接棒残棒入れ、使用済みグラインダーの刃入れ、工具入れなどいろんな用途で使用し、便利なので常に10枚くらいは倉庫や現場事務所に準備していることも多いです。

ほうきとちりとりをいっしょに用意しておいて、ゴミ袋として使用パターンがかなり多いです。



溶接工の場合、溶接した後にスラグと言う鉄くずの産業廃棄物が発生するのでそれを土のう袋に入れて保管しておくパターンがかなり現場では多いですね。


水はけが良いというのは、細めのビニールの帯が幾重にも重なって袋を形成しているので、水や風をスカスカ通します。

水たまりの中に落ちてたびちょびちょのゴミを拾って土のう袋をゴミ袋と使用しても、水だけ袋を通過して水抜きされるので、袋の中がいつまでもびちょびちょにならずに済みます。



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使用方法と注意点

中身が重いと、土のう袋がビリビリにやぶけてしまうことが結構あります。

特に足場を組む時に使用するクランプですが、手で持ち運びにくいので土のう袋に入れて持ち運ぶことが多々あります。
クランプは重めなので、1袋に25個くらい入れると、土のう袋がやぶけるかやぶけないかくらいの重量になります。

こんな感じで土のう袋の側面からビリビリ破けてしまいます。
こうなったら修復不可能ですので、新しい袋を使うしかありません。

やぶけないようにしたいなら20個くらいで止めておくといいと思いますが、やぶれるかどうかは時の運なんでやぶれてしまったらしょうがないです。

やぶれてしまったらゴミですので、次の土のう袋を持ってきて使用しましょう。

また、重いものを入れすぎると、袋がやぶけるだけでなく、持ち手の部分の結び目が重さに耐えきれずにほどけるか、切れるかする場合があります。

持ち手の部分の結び直しをしないといけないので、いらない作業が増えてしまうので、重すぎだなと思ったら土のう袋から物を出して重さを減らした方が結局最終的に作業効率がよくなります。



購入方法と値段

大体1枚15円くらいで何十枚かセットで販売されています。
あまり家庭で使われるようなものでないので、ホームセンターには置いてないかもしれませんが、大型のホームセンターなら売っているかもしれません。

私だったら、最初からインターネット上で注文します。


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独立切子士として
切子の工房を立ち上げました。切子工房 箴光
切子工房 箴光(しんこう)

転職したとはいえ、工事現場で工具の使い方を学んだ経験は江戸切子を作る際にとても役に立っています。


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